災害の心構えをインタビューしてみた
明日は我が身と思って、災害に警戒
東日本大震災が起きてからというもの、日本での災害がとても多発しているように思います。日本人の危機意識やメディアの視点がそちらに多く傾くようになった事もその理由だと思います。地震が多くなったことや火山活動の活性化、津波や土砂崩れ等、海沿い、山、川、平地、もはやどこにいても危険が伴うのだと、私自身より強く思うようになりました。
近年様々な形態の災害が起きますが、幸運な事に直接的に身内の人や知人が怪我や金銭的な打撃を受けるといった大きな被害を受ける事はありませんでした。勿論、東日本大震災のような大きな災害時には、一時家族が帰宅困難になったり、交通手段が麻痺し迷惑を被ったという事はありますが、震災で家族や家、友といった大切な人、大切な物を失った人達のことを考えれば微々たる被害でした。都内に住む私自身は、震災の時幸運にも家族と連絡がすぐ取れましたし、問題なく今日まで日々を送れています。
ですが、明日は我が身と思って、災害に警戒しておく必要はあると思います。非常用バッグや懐中電灯等、簡易な物は揃えてありますが、それだけではダメだと感じた事がありました。
それは、昨年7月の長野南木曽町での土石流の災害で、より一層災害を身近に感じるようになったからです。私の祖父母の住所がまさに南木曽でした。この時も幸いな事に土石流に巻き込まれることはなく、祖父母自身が大きな被害は受けませんでした。ですが、土石流の振動の為か物置が倒れた為、安否確認も含めて親戚と応援には駆けつけました。その時の災害の光景を見た時は、目がうるんだものです。
平和な日々を過ごしていると、自分だけには災禍は降りかかってこないと、皆が思っていると思います。でもそんな事はないのだと思います。沢山の大切なモノを失った人達のことを考え、またそれを教訓に、災害に十分に備える必要があるのだと思います。